2006年07月27日

下北沢「マジックスパイス」

今から10年以上前、北海道の札幌で発端のスープカレーの噂を北海道在住の友人から幾ら聞かされても、いまひとつピンとこなかった。

友人は「とにかく北海道に来たら、一度でいいからマジックスパイスのスープカレーを食べてみて」と、事あるごとに絶賛して僕を説き伏せようとしていた。

思えば、その友人は俗に言う〝マジスパ中毒〟だったのだろう。

それほどまでに熱心な情熱のこもった説明だった。

熱狂的なファン、という感じのお誘いだった。

でも、カレーがスープ??、そんなことを想像しただけで、僕はなんだかなぁという気持ちに実はなった。

イクラがアイスとおんなじぐらいに頷けない何かがそこにはあった。

北海道は意味不明。

そんな感じで僕は〝カレーがスープな店〟についての諸処を心の何処かで片付けた。

10年ぐらい前の話である。

しかし、いまだったら、僕も友人の気持ちがわかる。

なぜならマジスパのカレーは本当に中毒性があるからだ。

僕も〝マジスパ中毒〟の末期ぐらいの症状になった。立派な患者だ。

若かりし頃の僕は何処に行っちゃったんだろう?

札幌だけに留まることを知らないマジスパは03年8月に東京の下北沢にお店をオープンした。

オープンして10日目ぐらいに来訪して以来、虜になっている。

東京のマジスパは下北沢にある。すずなり劇場の向かい側の細い坂を登ったあたりだ。

周りと全然調和が取れていない真っ赤な異様な建物があるから、すぐにそれと分かるだろう。

アンビエントミュージックが流れて、照明が赤く、店員が理解不能な言葉で会話しているカレー屋。

異端といわれようが、それがマジックスパイスである。

20060727c

カレーはまさにスープ状。野菜や複雑なエキスが溶け込んでいるので、辛いだけではなく奥深い仕上がりになっている。ガツンと来る辛さ。目がパチクリして耳が遠くなる仕様。そして止められないクセになるスープ。

20060727a
写真のカレーは天空の辛さ。

辛さのレベルは7段階に分かれている。覚醒が一番緩くて虚空が一番危ない。

辛いのが苦手な人(僕)でも何回か通えば辛味への耐性ができて、虚空まで到達できる。

でも虚空はものすごく危険だ。いきなりこれを食べると、本当にブッ飛ぶことになるだろう。

覚醒/瞑想/悶絶
Super Hotの違いを体験するMS特辛版入門。
辛さの違い、コク、キレを堪能。

涅槃/極楽
辛さと非凡さと刺激にこだわる超激辛に軽い目眩とMSカリーの真髄。

天空/虚空
新たな「辛世界」へのナチュラルトリップ。どなた様も虚空宇宙へと飛んでいただきます。

HPには説明が記されている。

こちらはおまけ画像。
20060727b

僕の鍵のキーホルダー。札幌のマジスパのやつ。実は結構レア物らしい。
北海道の友人がくれた物。

20060727d

お奨めはチキンカレー。まるごとチキンが煮込んである。

そしてトッピングに納豆を追加で。

まずは入門編。辛いのが苦手な人は極楽あたりから始めると丁度いいかも。

で、納豆とマジスパのカレーは抜群の組み合わせだ。嘘じゃない。一度試してごらん。


マジックスパイス
世田谷区北沢1-40-15
火曜 水曜、定休
月~土11:30~15:00/17:30~23:00
日祝11:30~23:00

HP

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投稿者 ko : 2006年07月27日 19:19 | トラックバック(0)
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