2006年08月23日

Last Hippie Standing

Last Hippie Standing【2004年 アメリカ】

インタビュー:
ゴア・ギル
スワミ・ウィリアム
クレオ・オザール

半世紀以上もの間、世界を放浪するヒッピーや旅人を魅了しつづけたゴアのカルチャーを特集したDVDがこの「Last Hippie Standing」。70年代の貴重な映像や、地元民のコメント、ゴアに在住しているヒッピーやトランスのDJ達のインタビューなど見ごたえがたっぷりある。

色あせたカラーフィルムのヒッピー達の映像。男だろうと女だろうと海辺で裸同然で生活している若者。今では見る事のない貴重な光景だ。

ゴアは法律で規制が掛けられたように現在は裸で生活ができない。

これは70年代~のカウンターカルチャーの影響で、ゴアを旅している若者達のほとんどが裸同然でビーチで生活していたからだ。

社会問題的に懸念されて、ゴア州の法律で禁止されるようになった。

僕が訪れた90年代初期でもやはり禁止されていた。アンジュナやカラングートのビーチではトップレスは見かけたけれど、オールヌードというのはさすがに見当たらなかった。

ただし、実はアランボールと呼ばれるエリアではまだ昔ながらの風景が残っていて、そこでは何人もののヒッピー達が世俗を離れて裸で生活している。僕も若かったせいか、アンジュナを離れてアランボールで生活した時期もあった。

さて、そんな聖地ゴアは、イビザ島と同じようなトランスパーティが盛んな場所として知っている人も多いことだろうと思う。もちろん本DVDにはパーティの映像もある。ミレニアムの活気だったカウントダウン、ヘベレケになっているイスラエリの女の子とか。

ちなみにゴアのパーティは70年代当時からジャムバンドの野外パーティが繰り広げられていて、それが大きく成長したのだ。旅人達が持っていたDATテープの交換をきっかけに大々的なテクノ(ゴアトランス)のメッカになった。

そのゴアトランスを黎明期から知るDJゴアギルのインタビューもあるので、ゴアに興味がある人なら見ておいて損はない。

そして、70年代のフリーマーケット。曲がりに曲がったサイケデリックな雰囲気たっぷりだ。お腹が膨れた妊婦さんですら素っ裸でビーチで生活しているのが、さすが70年代である。

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投稿者 ko : 2006年08月23日 19:19 | トラックバック(0)
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