炭鉱の街として栄えていた戦前の昭和14年頃に、八幡東区の中華料理店が考案した「戸畑ちゃんぽん」。
普通のちゃんぽんより腰の強い蒸した細麺を使うのが最大の特徴。北九州地方の戸畑エリアで「戸畑ちゃんぽん」とのぼりを出しているのが目印である。
こちらの「福龍」は鹿児島本線の北九州工大前駅から徒歩3分のところにある昔ながらの食堂。
ちゃんぽん(単品630円 焼きめしセット790円)。
少し甘い豚骨スープで食べる黄色い蒸し麺は不思議な食感だ。スープから最も遠い位置にありそうな麺の扱われ方なのに、しっかりと馴染んでいる。
サラサラした食感で、細麺のわりにはしっかりと腰があり、豚骨スープに絡む。
イカゲソや野菜、蒲鉾の切れ端、そしてブタの細切れが勢いよく炒められて、アツアツの状態で浮かぶ。
シャキシャキのたっぷり野菜が嬉しい。
こちらは焼きめし。
焼き飯もお勧めという事前情報を頼りに頼んだ焼きめし。ちゃんぽんとセット。
絶賛の声があるだけあって、抜群の旨さである。火力が豊富じゃないと仕上げが悪くなるというのが焼きめしといわれているだけに、このフワフワ感は悲鳴を挙げたくなるぐらいに旨い。
塩味が染み渡って細かく刻んである具と一緒に頬張るのが幸せ。
ちゃんぽん福龍
北九州市戸畑区中原(なかばる)西1丁目1-36
11:00~21:00
日曜、定休
ラーメン --\480
ちゃんぽん --\630
焼そば --\630
焼きめしセット --\790