最近、<ピラティス>という柔軟運動みたいなトレーニングを寝る前の15分間位に取り入れるようにしている。
もともとは負傷兵のリハビリに使われていたというエクササイズなので、運動不足と不摂生が祟って、むしろ<負傷兵以下>で衛生兵が匙を投げてしまいそうな僕にピッタリだと思って採用してみたのだ。
プログラムの内容は、ヨガの呼吸(深く息を吸って吐く)に緩やかな屈伸運動を組み合わせたもので、やってみると、なるほど、身体中の普段使っていない筋肉がビヨーーンと伸びているような気がしてけっこう気持ちいい。
僕は高校1年の時に過度の運動が原因で椎間板ヘルニアになってしまって、一時は椅子にも座れないこともあったんだけど、その頃に整形外科医から習った<ヘナチョコ向け腰のトレーニング>にピラティスはかなり近い運動だと知ったので、こりゃ、ラクチンである。
目指すはもちろん逆三角形な肉体だ。ただ、いきなり頂点を目指すのは便所サンダルでチョモランマを登るようなもので途中で凍死しかねないから、まず最初はピラティスという高尾山から練習するのが賢い大人ということになる。
まあ、きっと春頃にはベンチプレスを一晩に100回ほど繰り返してマチョリズムを突き進んでいることだろう。
あと、呑んでグデングデンに帰ってきた日は絶対にピラティスをしないということもしっかりと判明したので、ネオン街に寄り道してお酒をかっ食らうのはなるべく避けようと思う。
─ピラティスの詳細─