数年前に下北沢の古本屋で400円ぐらいで購入した「別冊宝島 1975年10月号」(敢えてその号のタイトルは伏せる)を改めてパラパラと捲っていたら、新刊書の案内というページがあったことに気がついた。
記事によると、当時の世の中はヒッピー文化の華盛りで、そんな時代を色濃く映し出したある一冊が話題を呼んだという。
わりとその手の文献には浅く広く手を出すタイプなのに、本書については知らなかったので「まだまだ俺はザルだなぁ」と深く反省した。
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アリシア・ベイ=ローレルとラモン・センダーが書き、深町真理子が翻訳した「太陽とともに生きる」である。
同時期に発売された「地球の上に生きる」と共に当時のヒッピー達のバイブルだったらしい。
原始的な生活を送る上での手引書であり、コミューンで生活する為に必要な知恵が詰まった本だ。
「太陽とともに生きる」では、彼女はこう読者に伝えている。
週に一日、太陽の子として生きることで、文明というばか騒ぎにまきこまれることなく、地球の上に生きることができるでしょう。
近々この本を読んで自分をファックしようと思う。