2007年06月21日

野方「アップルポット」

街角の洋食屋さんという言葉がピッタリな、地域に愛され続けて15年の「アップルポット」は西武新宿線野方駅徒歩3分のところにある。

もともとはクレープ屋さんとして店が始まったけれども、ハンバーグやカレーやピッツァやパスタやムニエルと、オリジナルメニューはどんどんと増えて、いまや連日大賑わいの食堂になった。

メニューの数は110種類を超える(料理が出てくる間に実際に数えてみた)。出てくる料理はたっぷりのボリュームでオール手作り。値段は全て800円程度。家族経営なので、注文してから出てくるのがやや遅いのもご愛嬌。

16時~夜中の1時までが営業時間なので、夜遅くに小腹が空いた時にでも近隣に住んでいたら足を伸ばせるのが嬉しいし、どんな時間にお店に行ってもローカルな雰囲気が漂って微笑ましいのだ。大手チェーンのファミレスを訪れるぐらいだったら、「アップルポット」に行くほうがずっと気が利いていて、なにしろ暖かい雰囲気が居心地いい。

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写真はビーフシチュー。(サラダとご飯がついて850円)

ほんとに一人分なの? これが一番最初に出てきた言葉。とにかく大盛りのビーフシチュー。ジャガイモが別に焼いてあって煮崩れしていなくてモチモチしている。こういう心配りが嬉しいのだ。

ニンニクが効いたデミグラスソースに柔らかくて食べ応えのある牛肉。耐熱皿が熱々なぐらい煮込まれている料理なのでお皿を触らないように注意。

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こちらは白身魚のムニエル。(スープご飯がついて850円)

こんがりと焼けたソテーにバターと香辛料の香りが立ち昇り、丁寧に仕上げられたことを物語っている。しっかりとしたコンソメの下味があり、皿に盛られたご飯と相性抜群。これぞ地域の洋食屋さんの味で懐かしい気持ちにもなる。

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そして、クレープ。

クレープは250円程度かな。薄めのしっとりとした皮に包まれた生クリームは、しつこくなくて軽めだ。「アップルポット」の豪勢な食事の後には、それぐらいがちょうどいいかも。ラムレーズンは、かなりラム酒で漬けてあって、酔っ払いそうな勢い。大人のクレープだ。

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日曜日、シャワーを浴びてサッパリしたあとに夕涼みでもかねて散歩をして「アップルポット」の扉を開ける。お店の中は昭和な雰囲気でありながら、アーリーアメリカンな様子だ。そして各テーブルでは、ガヤガヤとカップルや友人同士や家族が休日の団欒を迎えている。家族経営だからときどき厨房でケンカなんかも聞こえちゃう。でもそんな光景まで微笑ましい。たっぷり料理を食べた後は、また商店街でも散歩する。ご近所ならではのコースだ。

アップルポット
中野区若宮1-54-14
16:00~01:00(L.Oは01:00)
火曜、毎月第一月曜定休

料理は100種類以上。パスタは500円程度。洋食は800円程度。
デザートはクレープが250円~。

※携帯電話とPCはすごい怒られるのでご注意を。

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投稿者 ko : 2007年06月21日 19:19 | トラックバック(0)
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