2008年01月15日

蒲田「ニイハオ」

熱い鉄鍋に小麦粉を溶かして餃子を焼くので、パリっとした香ばしい薄皮が焼きあがる餃子にくっつく。そのさまがまるで鳥の羽のようにも見えるから、蒲田の餃子は<羽根付き餃子>と呼ばれている。

蒲田駅周辺にはこの羽根付き餃子の名店が数多くあり、そしてそれら名店はすべてここから始まった。

元祖羽根付き餃子の「ニイハオ」である。

店舗は本店と別館とで分かれている。本店は席数十幾つほどの、日本の商店街だったらどこにでもありそうな中華屋のようであり、別館は回転テーブルがずらっと配置されている席数たっぷりの大きな店舗だ。メニューも別館のほうが豊富である。しかし僕はニイハオで餃子を食べるとなると、本店に足を運ぶ。

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写真は焼き餃子(一人前6個300円)。

丁寧に手作りされた黄金色の餃子が500円でお釣りがくるのである。パリパリの皮に包まれた具材は、細かく刻まれた白菜と味付けをして一晩寝かせた挽肉。

小皿に自家製ラー油と醤油と酢を混ぜ、箸をうまく使い羽根を剥がして餃子をつける。焼き目がしっかりと附いている餃子はボリュームたっぷり。それをこう、小皿に乗せジュワっと染みこんだアツアツのを一気にほうばる。芳烈な肉汁が広がり、思わずほっぺたが落ちそうになる。

B級ミシュランがあれば確実にランクイン。素っ気無いけれど手間の掛かった餃子は、まさに東京を代表する名品である。

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こちらは茹で餃子(一人前10個500円)。

餃子が売りの店では、しばし、焼き餃子はいいんだけれど茹ではね・・とか、茹で餃子はいいんだけれど焼きがちょっとね・・みたいな話を聞く。どっこいニイハオは、やはり別格。

茹で餃子も抜群なので大人気である。ふんわり茹で上がった餃子はパリパリの焼き餃子と対照的だけれども、そこがまた病み付きになるのだ。同じように小皿に乗せて口に運ぶ。箸を休めることが出来ないテイスト。

餃子以外も小龍包子や青菜炒め、ニンニクの芽炒め、チャーハンなど多数のメニュー。もちろん黄金の組み合わせであるビールも。餃子にビールは鉄則だもの。

ニイハオ
本店
大田区蒲田4-24-14、
月~金 11:30~14:00/17:00~22:00、
土日祝 11:30~22:00
年中無休

別館
大田区蒲田4-25-7
11:30~14:00/18:00~24:00
年中無休

※本店と別館は30秒足らずの距離。行列の可能性あり。

焼き餃子 --\300
茹で餃子 --\500
小龍包子 --\500

その他メニュー多数。

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投稿者 ko : 2008年01月15日 19:19 | トラックバック(0)
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