2008年12月14日

池袋「八丈島」

伊豆七島の最端で、一年間を通じて高温多湿の気候、平均気温は18度という八丈島は、本土から離れている関係で、島独特の食文化が形成されている。同じ東京でも島まで行かないと食べられないメニューや食材がある。そんな島文化が池袋で堪能できる。店の名前もずばり「八丈島」。池袋西口から徒歩2分である。しかも営業時間は24時間。なかなか強烈だ。

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伊豆七島といえば明日葉。八丈と言えば明日葉。島の何処でも生い茂っている多年草だ。明日も生えるから明日葉といわれるぐらい生命力が強い。ちょっとした苦味のクセがあるので、つまみにはもってこい。たっぷりたわわな葉っぱが天ぷらに。ジュワっとツユを染み渡らせて頬張る。もちろん島焼酎で。これぞ八丈の定番である。

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こちらも島ではお馴染みの食材<飛び魚>の刺身となめろう。淡白な味の飛び魚は新鮮でプリプリ。ほんの少しだけ醤油をつけてさっと食べるのがよろしい。そしてなめろう。別名は沖膾と言われる漁師料理である。味噌と葱が混じり、ねっとりと仕上がっている。これまた島焼酎にばっちり合うのである。

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もし18時までに「八丈島」に入店する機会を幸運にも得られたら、この鰯フライを食べると良い。サービスタイムで480円で提供しているからだ。衣の中から覗く熱々のイワシ。マヨネーズをつけちゃって無反省にビールを追加で。

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ちょっと箸休めに。島たくあんだ。別名「島コウコウ」は、糠と塩だけで漬けた島の定番だ。塩の効いた漬物がさっぱりとして肴になってくれる。

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さて、なんといっても締めの一品はこの島寿司だろう。八丈島の「あそこ寿司」(本当にそういう名前である)で食べた方々も多いのでは。少し甘めのシャリに乗っかっているのは、なんと練り芥子。そしてトビウオ、イサキといったネタが醤油漬けされている。不思議なことに普段ワサビで慣れている寿司も芥子で食べると違った愉しみができる。そしてなんといっても、東京で食べる島寿司には遠く海を隔てた島の生活が思い出され、それがまた懐かしく友と思い出話に花が咲き、もっと焼酎が進んだりするのである。

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八丈島
豊島区西池袋1-22-4
24時間営業
年中無休

しまあじ刺 --\840
とび魚刺 --\720
とび魚漁師なめろう --\720
とび魚くさや --\840
金目鯛 --\840
わらさ --\650
かんぱち --\720
鰯フライ --\480
明日葉おひたし --\450
明日葉天ぷら --\600
あら大根煮 --\520
島寿司 --\650
島雑炊 --\550

生ビール --\480
八丈島ごろし --\420
情け島 --\400
あしたばハイ --\400

その他各種ツマミ、焼酎サワー盛りだくさん。

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投稿者 ko : 2008年12月14日 21:21 | トラックバック(0)
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