まだ自分の部屋がなくて床の間に本棚を置いていた時代だったので、たぶん小学6年じゃなかっただろうか、「クッキングパパ」という漫画を手にして、その何巻目かのあとがきのようなコマで「ジャッキーステーキハウス」を目にしたのは。
地元民がお勧めするステーキハウスという折り込みで。
その漫画を読んで以来、いつか沖縄を訪れる日があれば、ジャッキーステーキハウスでステーキを食べたいと思いつづけていた。それは「漫画道」に登場する松葉というラーメン屋へ憧れを抱くそれとまったくもって同質の想いであった。漫画バカならきっと解ってくれるだろう。
それだけに本物の「ジャッキーステーキハウス」を目の前にしたら心が震えた。「つ、ついに来たぜ。クッキングパパに出てくるここに」と。
そんなわけで、「ジャッキーステーキハウス」である。この店は1953年戦後すぐにオープンした。沖縄はアメリカ統治時代を体験しているので、このお店も何処となくアメリカの雰囲気を漂わせているのである。実際に米兵らしいグループが食べにきていた。
異国情緒ある店内。
写真はテンダーロインステーキM(1900円)。
ステーキのセットのスープとサラダ。
焼き方を尋ねられるので、レアかミディアムでここは抑えたい。ちなみにミディアムでもかなり血が滴るがつんとしたステーキなので、レアだとどういうのが出るのかはわからない。昔懐かしいポタージュとサラダがついて、オージービーフといえども、この値段は安い。アメリカが近い沖縄ならではの野性味たっぷりのステーキ。
柔らかくてぺロリと食べられてしまう。お好みでテーブルにあるステーキソースか醤油を垂らして戴きたい。ソースは酸味があるので、個人的には醤油を垂らすのが好み。メニューにはMISOSIRUなんてのもあって、統治時代を彷彿させるのだ。
ジャッキーステーキハウス
沖縄県那覇市西1-7-3
1/1と盆(旧暦7/15、ウークイのみ)が休み
11:00~翌01:30
※駐車場有り
テンダーロインステーキ
L --\2100
M --\1900
S --\1700
ニューヨークステーキ
L --\1500
S --\1400
ハンバーガーステーキ
L --\1000
S --\800
チョップステーキ --\1100
ポークチャップ --\850
ポーク カツレツ --\850
ビーフカツレツ --\1000
そのほかにメキシカンやサンドウィッチも多数。
─HP─